『ラブキャッチャージャパン3』第2話(2026年9月8日放送)で、番組の前提がひとつ大きく動きました。
12人のうち、マネーキャッチャーは5人。
ほぼ半分です。この記事では、第2話で報じられた場面のなかから3つを選んで、愛着スタイルの見方で読んでいきます。場面は放送後の報道(記事末尾に出典)に基づいています。
第2話で起きたこと(報道より)
- ダンサーのpaniさんに、男性3人が「次に話したい人」として集中した
- 室内プールで、水着でのカップルチャレンジが行われた
- 美容インフルエンサーのレイさんが、2人きりで話した男性について「色々と言動が怪しすぎて探りにかかります」「信用していません」と話した
- グラビアアイドルのきすみさんが、薬剤師のきいちろうさんに積極的に近づき、キスをする場面があった
- 「マネーキャッチャー投票」が行われ、3人に票が入った
- マネーキャッチャーは男女12人中5人と明かされ、スタジオが「ほぼ半分いますよ」と騒然となった
場面1:「気になる人をスカしちゃうタイプ」
報道によると、きいちろうさんは、きすみさんと目が合わないことから「避けられていると思っていた」そうです。
それに対して、きすみさんは自分のことを「気になる人をスカしちゃうタイプ」と説明し、そこから一気に距離を詰めていきます。
この連載の1本目で、私は「いちばん好きなタイミングで引く」動きについて書きました。「気になる人をスカしちゃう」は、その動きを本人の言葉で言ったものに、とても形が似ています。
ただし、形が似ていることと、その人がそうであることは別の話です。この一言には、少なくとも3つの読み方があります。
| 読み方 | こう読むと |
|---|---|
| 照れ | 好きな人の前で目を合わせられない、という誰にでもある反応 |
| 距離の取り方のクセ | 近づきたい相手ほど、無意識に距離を取ってしまう(回避型の人がよく語る感覚に近い) |
| 戦略 | 「避けていた理由」をあとから説明することで、相手の警戒を一気に解く |
画面からは、どれなのか分かりません。そして面白いのは、3つ目の読み方が成り立ってしまうのが、この番組だということです。本心を打ち明ける言葉が、そのまま最も効く口説き文句にもなる。
避けられていると思っていた側から見れば、「実は気になっていたから避けていた」という説明は、それまでの冷たさを全部ひっくり返す力を持っています。本当でも演技でも、同じだけ効きます。
場面2:「信用していません」
一方でレイさんは、2人きりで話した男性について「言動が怪しすぎる」「信用していません」と話しています。スタジオからも「怪しい」という声が上がりました。
疑うこと自体は、この番組ではまっとうな戦い方です。ただ、疑いにも2種類あります。
| 疑いの種類 | 中身 |
|---|---|
| 手がかりに基づく疑い | 言っていることと、やっていることが食い違っている |
| 不安から来る疑い | 確かめられない状態に耐えられず、先に「怪しい」と決めて楽になる |
別の記事で書いたとおり、この番組のルールは「相手の本心を確かめられない」状態を人工的に作っています。その中では、後者の疑いも、前者とまったく同じ顔で出てきます。レイさんの疑いがどちらなのかは、報道からは分かりません。断定はしません。
場面3:12人中5人、という数字が変えること
第2話でいちばん大きかったのは、この数字だと思っています。
12人中5人がマネーキャッチャーなら、誰かひとりを適当に疑っても、4割は当たります。
これは予想を楽しむ側にとって、かなり大事なことです。
- 「この人はマネーだと思っていた。当たった」→ 見抜いたのか、確率どおりなのか区別がつかない
- 「怪しい」と感じた相手が本当にマネーだった → その「怪しい」という感覚が正しかった証拠にはならない
マネーキャッチャー予想が当たらない理由の記事で、「行動の一覧からは本心を逆算できない」と書きました。5人という数字は、それをさらに難しくします。当たりが多すぎると、当たったことから何も学べなくなるからです。
そして参加者の側から見ると、この数字は別の重さを持ちます。目の前の相手が演技である確率が、ほぼ半分だと分かった状態で、それでも誰かに近づかなければいけない。確かめたい気持ちと、確かめられない現実の差が、第3話からはもっと広がるはずです。
第2話を見た人に聞いてみたいこと
「気になる人をスカしちゃう」という言葉を聞いたとき、あなたは本音だと思いましたか、それとも上手いと思いましたか。
どちらに感じたかは、たぶん番組の答えより、自分がどういう言葉を信じたくなる人かを教えてくれます。私は、昔の自分なら迷わず本音だと受け取っていたと思います。避けられていた理由が「好きだったから」なら、それまでの不安が全部報われるので。
第3話は9月15日(火)夜9時
『ラブキャッチャージャパン3』はABEMAで毎週火曜よる9時、全8話です。第3話からは「12人中5人」を全員が知ったうえで動くことになります。
当サイトでは引き続き、人ではなく場面を読んでいきます。
あわせて読みたい
出典
- きすみさんときいちろうさんの場面、マネーキャッチャー投票、「12人中5人」の発表 … WEBザテレビジョン(2026年9月10日)
- paniさんへの指名集中、室内プールのカップルチャレンジ、レイさんの発言 … WEBザテレビジョン(2026年9月9日)
- スタジオの反応 … クランクイン!(2026年9月9日)
本記事は心理学の知見を参考にしたエンタメ・自己理解コンテンツであり、医学的診断や心理カウンセリングではありません。特定の出演者の性格・心理状態を断定するものではありません。番組の場面は、上記の放送後の報道に基づいて紹介しています。
